- むち打ち症と脳脊髄液減少症

むち打ち症と脳脊髄液減少症

注目され始めた病気に脳脊髄液減少症があります。この病気は一般の方々には少し聞きなれない病名ですが、最近テレビや新聞などのメディアからも伝えられるようになってきました。
これは、脳脊髄液が外傷により脳脊髄腔から漏れて減少し、頭痛やめまい、耳鳴り、倦怠感など様々な症状を引き起こします。それも、横になっているときは症状が治まっていて、座ったり立ってから3時間以内に症状が悪化する場合はこの病気が強く疑われます。

症状はむち打ち症によく似ていて、慢性的なむち打ち症のうち10%程度はこの病気なのではないかと推測されています。起き上がると頭痛がする「起立性頭痛」を訴えて受診する人も、やはり10%程度は脳脊髄液減少症と思われます。しかし、レントゲンやMRIなどの検査をしても異常を認めないため、うつ病、精神的な問題、起立性調節障害、自律神経失調症、怠け病などと診断されることも多くあるようです。

さらに周りの人たちからは、だらしない、怠けているなどと思われる方々も少なくないようです。周りから理解されない苦痛は、体調不良に加え精神面でも落ち込み、日常生活を意欲的に生きる力がうせてしまうことから人生に絶望してしまう人もいます。治療法については、保存的治療とブラッドパッチ治療があります。症状が疑われる患者さんにつきましては、脳脊髄液減少症の治療経験と理解を十分にもった医師、病院へご紹介いたします。


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〒400-0822
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